登録日本語教員になるには?主なルートを整理

登録日本語教員になる道は、ひとつだけではありません。新しく試験を受けるルート、認定された養成課程を経るルート、これまでの経験を生かす経過措置ルートなど、複数の選択肢が用意されています。この記事では、主なルートを整理します。

主なルートは大きく3グループ

登録日本語教員のルートは、おおまかに次の3つに分けて考えると整理しやすくなります。

  • 試験ルート(基本ルートB)
    独学・通信・補講等で準備し、日本語教員試験で力を証明するルート。
  • 養成課程ルート(基本ルートA)
    文部科学省が認定した養成課程を修了し、試験の一部または全部の免除を受けるルート。
  • 経過措置ルート(C/D/E/F)
    すでに日本語教師として活動してきた方や、所定の養成課程修了者を対象とした、移行のためのルート。

試験ルート(基本ルートB)の特徴

日本語教員試験(基礎試験+応用試験)に合格し、所定の実践研修を修了することで登録資格を得るルートです。養成機関を経ずに、独学や通信教材を中心に準備できる自由度の高さが特徴で、学習費用も比較的抑えやすい一方、自己管理力と継続力が問われます。

養成課程ルート(基本ルートA)の特徴

文部科学省に認定された養成課程を修了することで、試験の一部または全部が免除される仕組みです。体系的なカリキュラムと実習が組み込まれており、未経験から段階的に学べる安心感がありますが、学費と通学時間(あるいは通信での所定時間)が必要になります。

経過措置ルート(C/D/E/F)の概要

経過措置は、すでに日本語教師として活動してきた方や、所定の養成課程を修了した方が、新制度に移行するために用意されたルートです。

  • C:所定の養成課程修了者を対象としたルート。
  • D-1/D-2:現職の日本語教師等を対象としたルート。
  • E-1/E-2:現職の日本語教師等を対象としたルート。
  • F:所定の養成課程の修了見込者等を対象としたルート。

現職者要件として、平成31年4月以降1年以上の業務経験等が求められるルートがあります。詳しくは経過措置の記事を参照してください。

どのルートを選ぶか

どのルートを選ぶかは、自分の状況によって変わります。

  • これから始める方:試験ルート、または養成課程ルート。
  • すでに教えている/教えてきた方:まず経過措置の対象になるかを確認。
  • 体系的に学びたい方:養成課程ルート。
  • 仕事や家庭と両立したい方:試験ルート。

まとめ

ルートは「自分の状況」と「投資できる時間・お金」のかけ合わせで決まります。どれが上、どれが下、というものではありません。次の記事で、養成課程と試験の比較、試験の中身、経過措置の中身を順に確認していくと、自分に合う道が見えやすくなります。